2017年6月5日(火)に名古屋市大須観音の近くにある シルバー・ライニング さんの工房を訪問いたしました。
オーナーの白木ハルフミさん。
ジュエリー職人を志したきっかけはインディアンジュエリー製作の実演を見て、自分が好きなジュエリーを自分自身の手で造りたいと考えたからとのこと。
工房内の様子
2000年から本格的に職人としての活動をスタート。東急ハンズなどで工具や材料を買い揃えて独学でオーバーレイ技法による銀細工を始めたそうです。ライブマーケット、クリエーターズマーケット、デザインフェスタなどのイベント出店で人気を博し、名古屋での作品の取扱店が増えたとのこと。
2005年に東別院に工房併設のお店「The Silver lining」開店、2010年に大須演芸場近くのお店に移転して現在に至るそうです。
お店の入口に飾っているリングのオブジェ。
本物そっくりで金属でできているようにしか見えませんが、実は発泡スチロールを加工して自作したとのこと。
あまりにリアルな完成度で本当に驚きました！
店内はとてもオシャレなアンティーク調の内装です。
オーナーさんのセンスの良さが感じられますね。
ジュエリーを製作するにあたり心がけていることは、地金という特殊な素材を扱っているので
常に緊張感を持って１点ずつ丁寧に綺麗に仕上げることだそうです。
また工房経営を続けていく秘訣として、自分自身の手で１点ずつ丁寧に手造りすることにはこだわっていますが、自分の技術だけに固執せずに、新しい技法は積極的に取り入れて常に進化しているそうです。
白木さんの素敵な自信作の数々
工房スペースの壁紙。尾形光琳の作品に影響されて、ご自身でデザインされたそうです。
工房の上の吹き抜けの内装にもこだわっています。
最後にこれから職人を志す若い皆様へオーナーの白木さんからメッセージは
「楽しんで作品を作れる職人を目指してほしい」とのことです。
素敵な作品の数々とアンティーク調のオシャレな空間にとてもいい刺激をいただきました。
白木さん、お忙しいところどうもありがとうございました。
シルバー・ライニング
〒460-0011
住所 名古屋市中区大須2-14-27
電話番号 052-231-3733
FAX番号 052-231-3733
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取材：野々山、山川、山本
